こんにちは!
IT美容師ウルマです。
本日は、志半ばで美容師を辞めてしまった方の
体験談をお伝えしたいと思います。
今、同じような状態で美容師を辞めようかどうしようか?!と
お悩みの方の参考に少しでもなると幸いです。
【hyraiteさん】
25歳男性 無職
目次
自分の好きなことには努力は惜しまない!
結構社交的だと思います。しかし、それは「広く浅く」という意味で、
毎日顔を突き合わせる人たちと深い関係を築きあげるのは苦手です。
また、自分の好きなことには積極的なので、周囲からは努力家と思われていますが、
興味の湧かないことにはいまいちやる気が起こりません。
例えば、語学は好きなので毎日勉強して、
英語とスペイン語は話せるようになりましたが、
政治や経済などには全く興味がわかず、
日本の政治について聞かれても、総理大臣の名前くらいしかわかりません(笑)
常連のお客様にミスをしてしまい、「次からは彼以外で」と言われる始末
シャンプーのクレームが多かったです。
耳に水が入っただとか、衣服や顔に水がかかったというようなものです。
また、お店の常連さんの服にカラーの染料を危うくつけてしまいそうに
なったことがありました。
幸い大きなクレームには発展しなかったものの、
次のご予約から「誰でもいいけど彼以外で」と
おっしゃっているのを耳にしたときは、本当にへこみました。
また、縮毛矯正で髪の毛をアイロンで伸ばしていた時、
根元のうねうねした部分が気になるのだろうと、
僕なり丁寧に必死にやっていたのですが、時間がかかり過ぎたらしく、
先輩がやってきて強制的に交代させられてしまいました。
先輩がお客様に対して「すみません、彼がまだ新参者でして…」と
何だか馬鹿にするような言い方をしているのを見た時に、
「しょうがないじゃないか!」と怒りが湧いてきた反面、
「自分って全然ダメだな」と暗い気持ちになってしまいました。
本当に嫌な思い出です。
得意のスペイン語を生かして、チリの大学で日本語講師に!
もうすぐラテンアメリカのチリの大学で日本語を教える予定です。
もともとチリに多く知り合いがいて、彼らに紹介してもらいました。
チリにはスペイン語を話せる日本人が少ないらしく、僕のように特に学歴もなくても、
スペイン語や英語のできる人間は結構優遇されるらしいのです。
スペイン語の「デレ」という検定でB2以上を取得すれば、
日本語講師として採用してもらえるので
今は必死でスペイン語の能力を磨きつつ、日本語の勉強もしています。
やはり日本語が喋れるということと、
文法体型を理解して他者に教えるというのは全く違うものなので、
しっかり勉強しないといけないなと感じています。
美容師をやめて「スペイン語を勉強する自由」を手に入れた
時間的な拘束から自由になったのがとにかく嬉しかったです。
今はもう必死にカットモデルを探す必要もないし、
仕事の前後で強制的なカット練習に従事する必要もありません。
今は朝起きてからずっとスペイン語漬けです。
スペイン語の文法を勉強した後、スペイン語のSNSをチェックをしたり、
スペイン語で映画を鑑賞した日には、
チリの友達とスペイン語でその映画について話したり…。
そんな風にして過ごす日々は、やらされていると言う感覚が全くなく、
とても楽しいです。嫌になったり、やめたいと思うことも全くありません。
僕は今、「スペイン語を勉強する自由」を手に入れました。
美容師をやめて後悔はあるけれど、誰かに強制される仕事はもうコリゴリ…
今が充実しているものの、やはり時には美容師を投げ出したことに対して
後悔の念が脳裏をよぎることがあります。
とどのつまり、一度志した道を、曖昧な理由で断念したという感覚が、
僕をそういう気持ちにさせるようです。
時々それが許せなくなり、後悔を感じてしまうことがあります。
しかし、また美容師に戻りたいとは思いません。
結局、僕の中で美容師という仕事は、「誰かから言われたことをやる」という
受動的な行為になってしまったからです。
自分から望んでやっているんだ、という感覚を伴わないことは、結局続けても無駄だと思います。
外国で日本語を教えながら、日本文化も広めたい!
今の夢は色々な国で日本語を教えることです。
そして、その中で日本の文化について伝えていきたいと思っています。
例えば、寿司は日本のものですが、海外で寿司と認識されているのは、
カリフォルニアロールのような、現地でアレンジされた寿司です。
そこで、本当の握り寿司について教えたりしてみたいです。
また、チリの大学では髪型も服装も自由なので、
ヨウジヤマモトだとか、コムデギャルソンといった
日本人デザイナーのファッションで授業をして
日本人の感性をさらに広げたいと思っています。
自分という存在を通して、日本と世界をつなぎたいというのが僕の今の夢です。
IT美容師からアドバイス
hyraiteさんの
夢がこれです!って言えるところが最高ですよね。
本当になんでも、
やってみないとわからないってことを
感じさせてもらえますよね。
ビルの3階に登るには
階段の段差を細かく刻むように
一歩一歩前に進むことで
その夢や目標に向かうことができるし
その中で、本当に自分のしたいことが
見つかるんだと思います。
過去の出来事に執着している状態は
両手に荷物を持ちながら
新たに荷物を保とうとすることになるので
持ちきれないってことになります。
大切だと思うのは
次に進むとき
まずは、今持ってるものをおく事。
できれば捨てちゃうくらい!
そのためには
恐怖や迷いから
選択しないことがおすすめ。
美容師でなくても
美容師でも
組織に属していても
フリーランスだったとしても
個人が自立する
働き方を持つことで
やりたくないことから解放されて
やりたいことだけを選択できるんです。
今の目の前にある現実はあまり関係なくて
今自分が望む現実を何に決めるのかが大事です。
それを決めて、細かく細かくイメージすることで
目の前に現れる現実はその望む現実が証拠として
起こるだけなんですよね。
だから
「まずは自分が何を望んでいるのか?」が大事になります。
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